栗久の曲げわっぱは素材と造りが優れてます。元丸屋が特に感じてる内容をご紹介します。
曲げわっぱの素材:天然秋田杉
素材の天然秋田杉は、年間を通して寒暖の差が激しい環境(白神山地とその周辺)で育った天然秋田杉の特徴は、年輪が細やかで細胞も細やかな所です。それで熱の伝導性が低く水分の調節に貢献しています。
天然秋田杉の熱伝導:伝わりにくいから、おわんの中が熱くても持ちやすいです。
これは得意な例ですが、炎天下のグラウンドに持って行ったスポーツバックのお弁当。部活仲間のは腐った臭いがしたけれど息子さんの栗久の曲げわっぱのお弁当は食べられたと、栗久に報告がありました。外気温の影響を防いだんですね。
炊き立てのご飯や汁物をお弁当箱やおわんに入れても、熱を外に伝えませんので持ちやすく、また素材の軽さが高齢の方にも好評です。104歳まで元気に食事が出来たのも軽くて自分で食事が出来たからと、栗久に報告がありました。この熱伝導が緩やかなので、アイスペールやコップの結露が少なく。シュガーポットの砂糖が固まりにくいんです。おひつご飯がいつまでも温く美味しかったりお弁当が美味しいんです。
栗久の曲げわっぱの水分の調節:木は呼吸すると言われますが、杉のその特性は素晴らしいものがあります。それに、造りが曲げわっぱの栗久ですので、底板やフタの厚さの案配が的確で保存容器というより調理器具だという程、ご飯が美味しくなるおひつ効果を発揮致します。
余分なご飯の水分を調節しますから、お弁当のご飯がベチャつかないで美味しいんです。
また、いつもは土鍋で炊飯してるお客様が、急いだのでサトウのパックご飯をチンで温めて元丸屋のお弁当箱に入れたら、とても美味しいお弁当になったと教えてもらいました。おお、本当だ!水分の調節が優れてますから炊きたてより美味しいですね(^^v
天然秋田杉の抗菌性がタンニン酸に寄ると知られております。お弁当のご飯が変な臭いになりません。炊き立てのご飯を詰めているだけでも美味しいお弁当になります。
元丸屋がご紹介したい事は、曲げわっぱの造りが美しく軽い点ばかりでなく、おひつご飯が美味しく、お弁当のご飯なのに何時も美味しいことです。
※水分の調節は、調湿性であって、通気性ではありません。念のため。「暮らしの知恵」のおひつ部分は私の文章ですが、誤字です。調湿性が優れてるって書いてたんです。
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天然秋田杉ですが、西暦2012年(平成25年)国有林の伐採が資源保護のため禁止になりました。
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ご飯を炊いたら、炊飯器やお釜から出して、粗熱をとり加熱が続かない様にしましょう。
味を安定させるため炊きたてご飯を空気にさらす事で熱で蒸れないようにします。
出来た御飯に熱を加えない。空気にさらす事で加熱の進行を止めるんです。
止めないと美味しい御飯が美味しくなくなってしまいます。
そして、素材がポイントにもなります。寒さで育った秋田杉は、古くから食物の製造加工に使われています。酒やみそ、醤油に使われる樽が製造に欠かせなかった杉材の訳も古の知恵です。腐敗せずに発酵する妙なるパワーを持った素材です。現在特にご飯通にお勧めは、大館
「チコちゃんに叱られる! #12」で
「ご飯は炊きたての方がなぜ美味しいのか?」と放送(2018:06:29)していました。
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回答、炊きたてはαデンプン。時間が経つとβデンプンに戻るから。>>>
生米βデンプン(水分を含まずカチカチ)+「熱」「水分」を加えると、炊きたてご飯αデンプン(水分を多く含み柔らかくふっくら)
さらに隙間にある「αデンプン」が美味しい秘密も
実は、唾液の中の消化酵素によってデンプンを糖に分解できれば、甘く美味しいと感じることができる。隙間のないβデンプンには酵素が入れないので糖に分解できない。熱によって隙間のできたαデンプンは、唾液の酵素が隙間に入り甘く美味しいくなる。
ネットの情報からも、米を炊いて飯にすると,デンプンは消化のよい美味しいαデンプンの形になる。αデンプンとは,デンプンに水を加えて加熱し糊化させたもので,X線でみるとその結晶構造が認められないという特徴がある。ということです。
元丸屋では、ご飯を炊いた後、おひつに入れると炊きたてより美味しく感じておます。
曲げわっぱのおひつは、ご飯の粗熱をとって水分を常に調節しててご飯が乾かないです。
炊飯器で炊きたてのご飯の粗熱をとって水分を調節すると美味しい時間が長くなる。
炊飯器で炊いた後に保温ジャー機能を使って加熱するとご飯がセラミックみたいな米のデンプンに戻ってる。なるほど、βデンプンになってるということでしょう。
おひつのご飯は、αデンプンのままになってるということでしょう。
また、熱々のご飯は、口の中が60度以上は痛みと感じてるそうです。でもそうは感じない仕組みもあるようです。それは、置いておいて。
炊きたてのご飯の粗熱をとると食物繊維(レジスタントスターチ)が増える。
レジスタントスターチはでんぷんでありながら、エネルギーになりにくく、整腸作用や生活習慣病の予防効果があるとされている食品中の成分であり、食物繊維の1種である。食物繊維の中でも、腸内細菌に対して良い影響を与える効果があり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の特性をあわせ持っている。(ウィキペディア調べ)
ただの美味しいご飯だけでなく、美味しくて健康になるご飯になる「おひつご飯」ということです。
ご飯の国、日本の1200~1500年前からの、炊飯後、木の器に移すという食文化がご飯を美味しいものにしている。それが最近の科学で証明されているということですね。おひつの効果で美味しく健康なご飯を楽しみましょう。
スパゲティーで言うところのアルデンテを知っていてもご飯の事を知らないでいる方が多すぎます。加熱を続けては、美味しくなくなります。その為にご飯が嫌われてしまった戦後の食事情です。
スパゲテーや中華そばの茹で加減が微妙に語られていながら御飯に関してはお粗末です。「おひつ」を上手に使っていませんよね。ある意味、なくてはならない
調理器具「おひつ」なんです。
今年(平成23年)「現代の名工(卓越した技能者)」に選ばれた栗盛俊二さんの最初の取材は
曲げる匠の技 栗久の曲げわっぱ
栗久さんが、2009年6月に放送されたのが、またまた評判です。
BS11「匠の国ジパング #6 曲げわっぱの匠 栗盛俊二」曲げわっぱの作業工程がよくわかる撮影です。
NHK ラジオ深夜便「こころの時代 伝統工芸士:栗盛俊二 ~新たな伝統を求めて~」44分 素晴らしい番組でした。
何も書き込まなくとも、
栗盛俊二さんの曲げわっぱDVDを、ご注文のお客様にお送りしております。
元丸屋で紹介の樺細工職人が、
現代の名工に選ばれ、今年(平成25年)は、経徳明夫さんが「現代の名工(卓越した技能者)」に選ばれました。
経徳明夫さんの数少ない樺細工を扱うのは、角館伝承館と元丸屋だけです。
平成22年11月5日に東北地方で放送された、NHK総合テレビ ワンダフル東北「ここに技あり」で、この年の第38回樺細工伝統工芸展において知事賞を受賞した伝統工芸士:経徳明夫さんが紹介されておりました。
番組で製作していたのが
元丸屋のお勧め
akio01総皮茶筒 タテ張ミガキ 桐箱入です。
お父様の作品は伝承館に撮影禁止で展示されています。
経徳明夫さんの樺細工の話 茶筒の仕込みの様子 張合わす匠の技 樺細工
元丸屋の曲げわっぱでは、お弁当の企画を持ち込み実現させて頂いています。
栗久のお弁当箱の定番
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k0203 小判弁当 ミニ 9,900円(税込)
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k0206 小判弁当 小 New 13,200円(税込)
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k0129 小判弁当 大 15,400円(税込)
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k0204 小判弁当 スリム 15,400円(税込)
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km012 元丸屋入子弁当 ミニ 下 16,500円(税込) 栗久のレディース入子RLと同等品です。
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k0131 小判入子弁当 小 17,600円(税込)
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k0132 小判入子弁当 大 18,700円(税込)
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k0130 丸二段弁当 17,600円(税込)
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km020 元丸屋 入子丸 17,600円(税込)
栗久さんに元丸屋のオリジナルを造ってもらいました。通常の生産が追いついてないので、公開の種類を減らします。栗久の実演販売でも手に入らない本店限定企画品もあります。
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km017元丸屋おひつ弁当 元丸屋弁当のフタが曲げわっぱのおひつ型になりました。(小判弁当スリム)600ml 15,400円(税込)
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km018元丸屋おひつ弁当 無塗装 元丸屋おひつ弁当がおひつ同様に無塗装になりました。(別名1合おひつ)600ml 製造休止中
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km019元丸屋おひつ弁当 フタ小判入子弁当の下の段がおひつ弁当になります。7,150円(税込)
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km020元丸屋 入子丸弁当 ご飯の段は500ml おひつフタのおかず段用の切り込みが好評です。17,600円(税込)
従来の
k0130丸二段弁当は、50年来使っていた型がガタガタだったこともあり一定数の在庫を造ってその後は、廃番の予定でした。ところが、
km020元丸屋入子丸弁当の型を製造の副産物で
k0130丸二段弁当の新しい製造型が出来ました。
従来のわずかに三角おむすびの様な円だったのが、真円で復活に貢献しました(*^▽^*)
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km027元丸屋 小判弁当スリム入子 ご飯の段は600mlと300mlのおかず入れ付き 22,000円(税込)
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km028元丸屋 スリム入子おかず400 ご飯の段は600mlと400mlのおかず入れ付き 23,320円(税込)
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km029元丸屋 スリム入子おかず350 ご飯の段は600mlと350mlのおかず入れ付き税込み 22,660円(税込)
これらの元丸屋のお勧めのお弁当箱には、炊きたてのご飯をすぐに詰めて、湯気が落ち着いたら直ぐ持って行けます。
●ところで、曲げわっぱのお弁当箱にご飯を詰める際に覚えて頂きたいこつがございます。
「ご飯の量は、ふんわりとゆるくよそて頂きたいです。お弁当ご飯がより美味しくなります。
目安としまして、お弁当箱300mlの容量には200mlのご飯を。350mlには200~300ml。
400mlの容量には300mlおご飯で、500mlの容量には、400ml。
600mlは、一合から1合半のご飯がいいいでしょう。というのが私の持論です。」
先日、7年前のお客様から再注文を頂き、当時より詳しいお取り扱いをお送りしました。ここに書いてある事より詳しいので、取扱いの誤解があって間違っていた事に気が付いたとご連絡を頂きました。戦後取扱いが知られてなく黒くなって扱いづらいと嫌われた経緯があるので、お送りする「お取り扱い」をどうか何度かお読み下さいます様お願い致します。
尚、お弁当箱は、在庫がありましてもウレタン塗装の乾燥を充分にしますので当店で二日乾燥後発送する場合がございますのでご了承下さい。
元丸屋では、現在9,000円以上一ヶ所にお送りするものに関しまして送料無料でお送り致しております。また、ゆうちょ銀行の通帳からのお振込手数料がまだ、手数料が無料になっております。ご利用下さい。
元丸屋のお世話になっている職人さんが、表彰されています。
「栗久」
経徳明夫さん
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元丸屋の発送の際の包装の具合
元丸屋弁当/元丸屋入子弁当の造り具合の話
樺細工の話
茶筒の仕込みの様子
樺細工の akio です。